脚本家になるにはさっさと売りつけてしまえ

シコ助の友人が夢であった脚本家デビューをしました。脚本家になりたくて約10年ほど下積み時代を送っていました。今までシナリオ大賞やシナリオコンクールに応募しては撃沈していたといいますが、自分が書いた脚本を売りにかけただけでテレビ関係者から購入され、契約締結に至ったそうです。

脚本家になる為の近道を知ってしまったのと、今まで遠回りしすぎていたことに違和感を感じたのでそんな話を書こうと思います。

脚本家になるには選考よりもランキングを狙え

脚本家になる為にはシナリオ大賞を狙うのが一般的です。シナリオ大賞は下記のように毎年公募されます。

シナリオ大賞一覧

・ヤングシナリオ大賞(フジテレビ)

・シナリオS1グランプリ(シナリオセンター)

・創作テレビドラマ大賞(日本放送作家協会とNHK)

・伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞

・連ドラ・シナリオ大賞(TBS)

・城戸賞

・新人シナリオコンクール

・WOWOWシナリオ大賞

・テレビ朝日21世紀シナリオ大賞

調べてみると結構数が多いので驚きですが、ネットの動画コンテンツが増加傾向にあるため、これから脚本家は加速的に必要とされるのでしょう。

ハリウッドのブラックリスト

ハリウッドにはブラックリストと言われる映画の脚本を買い取るシステムがあります。グッゲンハイムという脚本家はブラックリストに投稿した『デンジャラスラン』の脚本を買い取られ、映画化。その後も4作が映画化される売れっ子脚本家に上り詰めました。

その後もブラックリストから『JUNO ジュノ』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『(500)日のサマー』、『英国王のスピーチ』、『ソーシャル・ネットワーク』など、映画ファンからの評価が高い良作が産み出されてます。

ランキング形式な上、応募資格やテーマがない

ブラックリストの良いところはランキング形式というところです。賞になると上位の作品のみがスポットを当てられ、入賞以下はその後誰にも見られることなく自分のもとに戻ってくるのです。友人が1番気にしていたのがこのシステムで、ブラックリストのように常にランキングで順位を前後にすべきで良い作品からグラデーションのように閲覧するシステムが必要だと考えてました。

応募資格やテーマに縛られると、自分の好きな脚本を書くことが出来なかったり、得意不得意が出てしまう。

大切なのは1つの素晴らしい作品を作ることです。

フィルムバイヤーについて

このブラックリストの日本版サービスとしてフィルムバイヤーというサイトがあります。

フィルムバイヤーは脚本家とTV・映画関係者が集い、自由に脚本を売買しています。

ドラマ部門、映画部門、20枚シナリオ部門からなり、テーマや応募資格もなく、コンクールのように期限もありません。

脚本家になった友人

テーマも応募資格もなく、期限もないので自分の得意分野で思いっきり実力が発揮できる上、ランキング形式なのでTV関係者や映画関係者の目にとまりやすいとのこと。TV関係者や映画関係者は『良い脚本』を探していて、またTVや映画の関係者になりたい人間も相棒のように脚本家を探しています。 そんなマッチングがこの売買形式で実現されるのです。

脚本が売買される=作品化される

友人はフィルムバイヤーで脚本を買われ、作品数を増やして行きました。さらにTwitterやFacebookのプロフィール欄にその肩書きを追記していくと自然とオファーがかかるようになったそうです。

そして彼は下積み時代という闇のワードを恨んでいました。

結局、脚本とは作り手と書い手が存在する自由市場経済の上に成り立つものなのです。

まとめ

脚本家になりたい人はさっさと売りつけてしまいましょう。下積みで経験を積んだ分、良い作品が作れることは幻想です。自由な売買が成立する限り、あなたの作品を映像化したい人は存在するのです。

脚本投稿サイト「film buyer」