【書評】発達障害の僕が羽ばたけた理由

シコ助です。以前読んだ本ですが不意に再読したので書評を書きます。

マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由

マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由

 

NHK『あさイチ』にて自身が発達障害であることを告白した栗原類さんの自著です。

幼少期、シングルマザーの母とアメリカで過ごしていた時のエピソードから始まります。

小学校1年生の終わりに2年生への進級が難しいと学校側から伝えられ、テストを受けた結果、ADDと診断されます。

その際に母も同様にADHDと診断されます。

発達障害の症状の違い

子と親が症状は違えど、発達障害と診断される例は遺伝の関係もあり珍しくないことのようです。

母は今まで子供のことを『どうして出来ないの?』と疑問に思うことが多々あったそうですが、母も少なからず発達障害の症状あったそうです。

診断をした精神科医が母にこう言います。

『あなたは小さな頃から頭の回転が早く、なんでも早く出来る子だったのでは?』

『発達障害でも症状は一人一人違います。』

『どうして出来ないの?と思った時、あなたが子供の頃出来なかったことを思い出し、自分に出来なくて、息子さんが出来ることを一つでも多く見つけてください

『そうすると、なんで出来ないの?という気持ちがおさまり、子供を褒めてあげられるようになります。』

この言葉は困難に立ち向かう母にとって忘れられない言葉になったようです。

母の教育方針や考え方など

子どもが発達障害と診断され、母の子どもへの接し方など工夫が見られます。

感覚過敏の症状があった為、動物園や博物館など楽しい場所でも脳が疲れやすいとのこと。

子どもが『帰りたい』と言えばせっかく来たのに勿体ないと思わずに、『この子が1日楽しかった』と思える思い出を作る為、その日は帰るそのような配慮をしたそうです。

この考え方は本当に素晴らしい!

他者とのトラブルを乗り越える

発達障害のことで小、中学と暗い学生生活を送ったそうです。しかし、母や精神科医など周りのサポートを受けてなんとか乗り越えていきました。周りの環境に少しづつ自分を馴染ませ、人とのトラブルがあった時、どう乗り越えれば良いかを学んでいく過程は、大変感動的で決して1人では乗り越えられないものなんだなぁと感じました。

モデルという仕事を選んだ理由

高校の時からモデルの仕事を始め、始めて1人で知らない地へ行くわけですが、やはり電車を乗り過ごしたり、物忘れをしたりと大変な思いをします。

しかし、仕事は順調でモデルのほかにドラマや演劇などにも出演依頼がありトントン拍子で仕事を増やして行きました。

なぜ仕事がこんなにも順調なのかにもいくつか理由があります。

一つは人間関係を円滑に進めることが出来たことです。相手の気持ちがわからず、相手に褒められても嬉しい表情が出来ない分、頭を下げ『ありがとうございます』と行動と言葉で伝えることにこだわったこと、

また『向いていること』より『自分が頑張れること』で仕事を選んだことです。

この内容は是非本書を読んで見てください。

まとめ

発達障害は周りのサポートなしには乗り越えられない壁がたくさんあります。

栗原類さんが『羽ばたけた理由』は周りの人のサポートや生活においての工夫の積み重ねなんですよね。結局、根本的な改善を目指すのではなく、日々の生活において改善してく意思が大事なんだと思いました。

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