我が家のトイレの壁にはカレンダーと赤ペンが設置してあります。
保育園の参観日だったり、週末の予定だったりと家族のイベントごとをカレンダーに記入して、情報共有するようにしています。
最初は家族イベントの情報共有に役立ったのですが、その後あらゆる管理ごとに役立っていったので少し紹介したいと思います。
カレンダーで金銭の管理
トイレにカレンダーを設置して良かったことが、カレンダーを毎日欠かさず見ることです。
これだけなんですけど、これだけで今まで出来なかった金銭の管理が出来るようになりました。
妻とのお金のルールで全ての支払いをクレジットカードで済ますようにしています。
トイレに入ったらその日に利用したクレジットカードの使用額を確認し、カレンダーに記載します。
なんとこれだけでクレジットカードの使用額が抑えられるのです。
妻もこのカレンダーを見て『今月は消費を控え目にしよう』と思ってくれたのか、言わずとも月末はかなり節約しているように見えます。
ある場所での行動を既定すること
その他子供の英語学習ができた日にチェックしたり、ジムに通った日をチェックすることで、続けたい行動の管理も出来てしまい大変重宝しています。
色んな手帳を買ってもなかなかカレンダーを見る習慣が身につかなかったのですが、単にカレンダーを使っただけでなんでこんなに上手くいくのかが不思議で今後の為にも少し調べてみました。
アフォーダンスデザインとの出会い
調べていくうちにアフォーダンスというキーワードにたどり着きました。
アフォーダンスの意味はこんな感じです。
アフォーダンス(affordance)とは、環境が動物に対して与える「意味」のことである。 アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語であり、生態光学、生態心理学の基底的概念である。「 与える、提供する」という意味の英語 afford から造られた。
例えば、人は木陰を見れば涼しそう、りんごを見れば食べれそうと思います。
環境が人の行動を促したり、制限させたりするその機能のことをアフォーダンスといいます。
建築のデザインなどで用いられる考えで端的に言えば『環境が行動を既定している状態』のことを指します。
アフォーダンスをデザインする
トイレのカレンダーの例で上手くいった理由はある場所(トイレ)に何をするか(金銭管理)を決めてモノをおくことで行動が既定することが出来たということです。アフォーダンスをデザインすることで、望みの行動を手に入れることが出来ます。また関係の無いモノを排除することでも望みの行動を手に入れることが出来ます。
割と知られてないアフォーダンスデザインですが、今後何かに利用していければなぁと思います。