自分の住んでいる街の古い地図が見たくなり、せかせかと資料を集めているのですが古い地図は歴史のある場所や観光地を除いてなかなか手に入れることは難しいようです。
ネットで検索したら直ぐに古地図が出てくるのでは?程度に思っていたのですが、甘かったようです。
今回は古地図の購入の仕方、アプリの活用法、図書館の利用方法について書いてみようと思います。自分の街をブラタモリのように紐解いていきたい、そんな動機から始まった古地図探しです。
古地図の購入について
地図を購入するにあたって、いくつか思い込みをしていたことに気づきました。
①基本的にどんな場所でも古地図がある
→古地図は日本全国を網羅したものがありますが、1万分の1、2万5千分の1など自分の住んでいるの地域を確認する程度の縮尺のある古地図は数が限られます。
②全ての古地図はネットで購入することが出来る
→インターネットで簡単に購入出来ると思ってたのですが、以前売買されていたものも絶版になっていたり、そもそも売買されてない古地図も沢山あることを知りました。

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東京や京都は結構あります。
神保町の古本屋街には絶版になった古地図が売られていたり、地域の公民館やお寺に格納されている場合があるそうです。
この前提を踏まえないと古地図探しがなかなか前に進みません。
現代と比較出来る古地図アプリ
古地図アプリは大変優秀で、古地図を見ながら今の地図とワンタッチで切り替えることが出来ます。
東京時層地図
東京時層地図は東京23区の古地図(明治以降)と現代を比較することが出来るアプリです。
東京以外の人も東京観光の時にアプリがあると大分楽しめると思います。戦後、高度経済成長期にバリバリ今の形になっていった様が面白いです。
こちずぶらり
こちずぶらりは無料で利用出来ます。今でも資料が追加されていっているので更新が楽しみです。
図書館の利用方法
どうしても古地図が見つからない場合は近くの図書館に行ってみましょう。図書館司書の方が懇切丁寧に教えてくれます。
図書館の中でも『中央』とついた図書館の方が資料がありレファレンスサービスも充実しています。シコ助の場合、参考資料室という別の部屋に行き貸出不可の古地図を参照することが出来ました。
国土地理院の古地図コレクション
国土地理院で取り扱っている古地図を閲覧することが出来るサービスです。これで解決する場合も多いかもしれませんが、探すのが大変なのが難点です。
まとめ
古い地図の購入方法について書きました。これでも見つからない場合は地域に住む人に聞いてみましょう。その地域のちょっとした地図がメモ程度に見つかるかもしれません。
またないものはないという諦めの精神は大事ですのでお忘れなく。