社会人になって資格試験を受験するたびにいかに効率よく記憶できるか?というのがテーマに上がります。
ここ最近は仕事が特に忙しかったので必然的に勉強する時間が短くなりました。そこであまり時間をかけずに覚えられる方法はないかと模索したところペグ法という記憶術が自分にめちゃくちゃ効果があったので紹介したいと思います。
記憶しやすいもの記憶しにくいもの
これは人によるのかもしれませんがシコ助の場合例えば仕事で書類のフォーマットが変更されたという細かなところは覚えているのですが、テレビで流れている経済ニュースって全く覚えていません。
これはよく好奇心の問題といわれますが、特に仕事のフォーマットに興味はないので好奇心というよりは『自分との関連づけ』があるかないかの問題のような気がしています。
その時の集中力とか体調によっても記憶力全然変わります。(勉強する前にお酒を飲んでみたら勿論記憶力落ちました)
関連づけで記憶するかどうかを判断する
自分との関連づけを言い換えると自分の過去の記憶との関連づけとなります。
つまり自分の過去の記憶と何かしらの関連があるものだとそれは覚えやすいものになりそうです。逆に言えば覚えたい対象があったとすると、その覚えたい対象に関連した記憶を意識的に作ることでスラスラ覚えられるのではないかということです。
そんな感覚を抱きつつ、記憶術に関する本を読み漁るとペグ法はまさにそんな仕組みに基づいた方法だったのです。
ペグ法の仕組み
ペグ法とは自分の持っている過去の記憶をハックしてあらかじめ関連づけの用意を自分の頭の中にしておきます。
例えば宅建の資格で
国土を山地と平地に大別すると、山地の占める比率は、国土面積の約75%である。
を覚えるとします。
→秤の上に山地と平地が乗っていて、山地が重く傾いています。その山地めがけて斧が飛んできて一輪車に乗った少年に当たる
というイメージをしました。
山地の占める比率が国土面積の約75%というのは過去の記憶にないのですが、天秤や一輪車や斧は過去の記憶にあってそれをストーリーチックにイメージすることは容易です。
実はこのイメージを思い出せるだけで上記の文は覚えたもの同然です。
ペグ法にはあらかじめ下記のことを暗記して事前準備をします。
1:ロウソク
2:白鳥
3:耳
4:旗
5:一輪車
6:ゴルフクラブ
7:斧
8:雪だるま
9:アイスクリーム
0:輪
それぞれ1の形がロウソクに見える、2の形が白鳥の形に見えるという単純な理屈で暗記しています。
この行為が覚える対象の仲介役となって自分の記憶との関連づけを持たせるわけです。
その山地めがけて斧(7)が飛んできて一輪車(5)に乗った少年に当たる→75%

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この本がめちゃくちゃ役立ちます。
ペグ法の効果
年号や古文を語呂合わせで覚えた時の用に最初はバカバカしくて抵抗があったのですがその効果を実感してからはペグ法をガンガン利用しています。
コツとしてはイメージしたものを覚える為にちょっとした絵を描くことです。参考書にはイメージした絵が描かれた付箋が貼ってあります。手間がかかるようで割と一回で覚えるので圧倒的に効率が良いわけです。
また驚くべき効果がペグ法で記憶したイメージを想起せずとも記憶の対象を思い出すことが出来るということです。
いちいち仲介役のイメージを思い浮かべて、数字に変換しなくても山地と平地の割合を答えられるようになるのです。ペグ法には数字ペグの他に場所ペグ法もあるのですが自分には数字ペグが合っていました。
以上、記憶力をあげたい人にオススメの記憶術ペグ法でした。
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