シコ助の会社では会社推奨の資格を合格すれば受験費用を負担してくれるのですが、不合格になると勿論自腹です。毎年申し込み時は比較的時間があるのに試験前に限って猛烈に忙しくなるという謎の現象で受験費用を支払わされているのです。
社会人になってなかなか資格勉強の時間が確保出来ないので電車の待ち時間や休憩時間など細切れ時間での勉強へシフトしました。
細切れ時間で勉強することのデメリット
先輩や同僚から細切れ時間で勉強するのが当たり前って感じで言われるのですが細切れ時間で勉強するには以下のデメリットがあります。
例)1日120分×5日=600分勉強すると受かる試験があったとする
→1日30分の細切れ時間を確保した場合、20日かかる
細切れ時間で勉強を進めるとすると20日前から勉強する計算となります。1日30分くらいだったら余裕と考えてしまいがちですが、、
早く勉強を始めた分エビングハウスの忘却曲線が影響してくてくるわけです。逆にいえば試験直前に多くの時間が割けると有利かもしれません。
社会人が資格試験の勉強をする際に細切れ時間を利用するというのは解決策とは言えないのです。
記憶術を身につけて効率よく勉強する
ということでこの問題に記憶術で対処出来ないか?と考えるやうになりました。記憶力が良ければその分勉強する時間が少なくて済むわけです。今思うと記憶術を身につけるって凄く重要なスキルかもしれません。
記憶のメカニズムは解明されている
記憶にはワーキングメモリ(初期記憶)、中期記憶、長期記憶というものがあり記憶の定着にはある期間内に再度記憶を呼び起こす必要があります。またその呼び起こすタイミングも判明されています。
ワーキングメモリ→中期記憶:72時間以内の復習
中期記憶→長期記憶:30日以内の復習
つまりこのルールにそって復習する日程を決めることで効率よく覚えられるわけです。
シコ助の場合、参考書のあるページを勉強すると赤の付箋を貼り、次の日復習して青の付箋に貼り替えます。この時青の付箋に一週間後の日付を書いてその間その付箋の箇所を全く復習しないというルールでやりました。
復習しない間に勉強を前に進め、赤の付箋を増やしていきます。青の付箋の日付が来たところで復習します。勇気をもって復習しないことが最高の効率なんだと自分に言い聞かせます。
ペグ法という記憶術
またペグ法という記憶術がめちゃめちゃ効果があったので紹介します。
ペグとは『掛け釘』という意味で『関連づけ』を行う対象をあらかじめ頭に記憶しておいて覚えたい対象とイメージでくっつける方法です。
例えば宅建の資格で
国土を山地と平地に大別すると、山地の占める比率は、国土面積の約75%である。
を覚えるとします。
→秤の上に山地と平地が乗っていて、山地が重く傾いています。その山地めがけて斧が飛んできて一輪車の少年に当たる
というイメージをしました。
頭がおかしいのか?と思われそうですがインパクトがあればある方が良いのです。
ペグ法にはあらかじめ下記のことを暗記して事前準備をします。
1:ロウソク
2:白鳥
3:耳
4:旗
5:一輪車
6:ゴルフクラブ
7:斧
8:雪だるま
9:アイスクリーム
0:輪
それぞれ数字の形をイメージ化しているのです。イメージを記憶したい対象に上手く結びつけることで記憶の力を倍増することが出来ます。
この辺はこの記事で
記憶術にあるペグ法がめちゃくちゃ効果があった - 200光年軍隊手帳の中身
このイメージ自体を覚えておく必要があるので大きめの付箋にイメージを書いて貼っておくと復習する時にそのイメージが蘇ります。

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まとめ
時間がない社会が資格試験に合格する為には隙間時間を活用して、復習するタイミングに復習をするまたイメージを徹底活用することがコツです。脳に記憶を任せている分、上手く脳に仕事をさせるイメージで勉強に臨むのがおススメです。
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