国家資格を受験する機会があって参考書を選ぼうと本屋に立ち寄るのですがその本の分厚さに圧倒され、買う勇気が持てずにいました。
家に帰ってたら子育てや家事に追われるので必然的に通勤の往復2時間を勉強時間にあてることになります。電車に揺られながら勉強するのでどうしてもコンパクトさが必要だったのです。
参考書を電子書籍で購入した
参考書を普段持ち歩くiPad miniのkindleアプリに電子書籍としてインストールしてみました。
参考書が電子書籍化されているものは少なくラインナップはかなり限られます。ある資格で「これ買っとけ」的な有名な参考書が電子化されているとは限りません。また英語などの語学関連は電子化が多く、理数系の電子化が進んでないような雑感でした。
ただ電子書籍で勉強することでコンパクトさ以外にもあらゆるメリットがあったので必要に応じて購入してみるのも良いと思います。
電子書籍で勉強するメリット
電子書籍のウリはいつでもどこでも読めるということなので、参考書が電子書籍としてあるといつでもどこでも勉強が出来ます。
基本はタブレットで勉強するのですがちょっとした空き時間にスマホを開いて復習することが出来ます。細切れの勉強は暗記科目に大いに役立ちました。
気になったページに付箋を付けたり、マーカーを引くことも可能なので勉強する上であまり困ることはありません。
検索機能がかなり使える
参考書を電子書籍で勉強することの最大のメリットは検索機能が使えることです。
例えば電気系の資格で法規などを勉強していると異なった法令規則でも似たような文章があります。
【端末設備等規則】
屋内電線(光ファイバを除く)と大地との間及び屋内電線相互間の絶縁抵抗は、直流100Vの電圧で測定した値で、1MΩ以上でなければならない。
【有線電気通信設備令】
配線設備等の電線相互間及び電線と大地間の絶縁抵抗は、直流200V以上の一の電圧で測定した値で1MΩ以上であること
勉強していると整理が付かなくなってモヤモヤして参考書のそれぞれの箇所を確認しなければいけないのです。本来はここをノートに書いてまとめていたと思いますが、通勤中にメモを取ることやメモを持ち歩くことは大変です。
ここを電子書籍の検索機能を利用するで一気に解消出来るのです。上記の例では「測定した値で」というワードで検索するとそれぞれがヒットして見比べながら整理が出来ます。
読み上げ機能を利用する
仕事終わりの資格勉強は身が入らないことがあります。少し気分を変えて勉強したいわけです。その場合kindleアプリの読み上げ機能が役に立ちました。
kindleの読み上げ機能は本の内容を読み上げてくれるものです。これが仕事に疲れていても耳で聴くことでスラスラ内容が入ってくるのです。
もちろん数式やページ番号も読み上げてしまうので、そこを考慮した参考書の作り方をしているものをオススメします。
電子書籍に向いている参考書
当然、紙媒体の方が書込みが出来たり、視認性という面で勉強しやすかったり、電子書籍にも劣る面があります。ただデメリットを語る上で参考書にも電子書籍向き不向きがあることを抑えておくと良いです。
過去問集などは検索機能を使ってもイマイチですし、参考書のようにある程度情報が網羅されている方が向いています。また特に法令関係の試験はメリットを享受しやすい特徴があります。
電子書籍で参考書を勉強することに抵抗のある人も、一度利用してみるのも一つの手だと思います。