受験勉強や資格の勉強をする際にがむしゃらに暗記をしていましたが、実は効率の悪いことだったことを知りました。既に脳科学で長期記憶に収めるための復習のタイミングがわかっています。このタイミングからズレるほど暗記の効率が悪くなるのです。
記憶にはワーキングメモリ(初期記憶)、中期記憶、長期記憶というものがあり記憶の定着にはある期間内に再度記憶を呼び起こす必要があります。またその呼び起こすタイミングも判明されています。
ワーキングメモリ→中期記憶:72時間以内の復習
中期記憶→長期記憶:30日以内の復習
つまりこのルールにそって復習する日程を決めることで効率よく覚えられるわけです。
特に受験勉強は感情のままモーレツに勉強することに美学を感じがちですが、いかにテクニックが大事なのかは受験で思い通りの学校に言った人間が語っているそうです。
また暗記のタイミングもそうですがさらに非効率な暗記法として「自分なりのノートを作る」という行為です。
ノート作りという非効率な勉強法
シコ助は受験勉強中に授業で習った箇所をしっかりノートに書き写したり、参考書をそのままノートに転記したりと、自分オリジナルのノートを作ることが勉強という誤った考えに陥っていました。
確かに自分なりに整理したノートは見やすく復習もやりやすいですが、ノートを作ることに時間を要したり、ノートを作ることが目的化され、勉強をした気になってしまうというデメリットがあります。
復習に必要なのは思い出す訓練
また復習する際にも勉強のコツがあります。
以前は勉強した箇所を再度見直すことが効率の良い勉強と考えていました。しかしもっと効率の良いやり方は『前回覚えたことを思い出す』ことにあります。
この思い出しがアウトプットとして、脳が大事なものだとくみ取り、より強固な記憶として残そうとするのです。
復習といっても単に見直すのと、覚えたことを想起することで暗記効率が格段に変わってくるのです。
3つのワードを記録するだけで思い出す訓練を
シコ助はreminDOという暗記用のアプリを利用しています。アプリでもブラウザ上でも使えるサービスで、暗記用のカードをエビングハウスの忘却曲線に則って通知、そのタイミングで復習をかけるという暗記を効率化したい人はオススメのサービスです。
またこのreminDOには覚えたい対象から考えられる3つのワードを記載しています。
3つのワードを記録する理由は以下の理由があります。
①3つのワードだけ書くので記入が楽
②3つのワードから想起する訓練が出来る
このワードから下記のことを想起する訓練をしています。
『千葉県市原市の養老川沿いに「地球磁場逆転期の地層」がある。約77万年前に地球の磁場(N極・S極)が最後に逆転したことを証明する地層。この層が磁鉄鉱が逆になっている』
3つのワードがあれば苦なく思い出せるもので、慣れてくるとガンガン覚えていけます。
それからペグ法を使いこなすことは必須スキルだと思います。

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