承認欲求が無い人、無くした人

シコ助は『他人に認められたい』という欲求をいつの日からか無くしたような気がしています。以前は衣服にお金をかけたり、運動をしてスタイルを維持したりと承認欲求を満たすために努力をしていました。しかし社会に出てある程度時間が経つといつのまにか、衣服や身なりに気を使うことがなくなりSNSへの投稿も次第に数が減っていきました。今ではもともと承認欲求が無い人種?と錯覚する程です。

承認欲求とはマズローの欲求階層説でいうと自己実現欲求に次ぐ高次の欲求です。簡単にいうと「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求です。

認められたい

認められたい

 

 人によってこの欲求が表に出る頻度の差があるものの、承認欲求自体は誰しもが持っているものとされます。

承認欲求が無い人、無くした人 

「承認欲求」の呪縛 (新潮新書)

「承認欲求」の呪縛 (新潮新書)

 

もともと承認欲求がない人などおらず、その欲求に蓋をして顕在化しないように意識している可能性があります。
シコ助も昔に比べてSNSに投稿が少なくなったのも、SNS界隈で認められたいがために派手な行動をして炎上した事件を側から何度も見ていると、承認欲求=悪のレッテル貼りが起こり、自分の中にある承認欲求を抑えてしまうような行動に出てしまっていると考えています。

また人から認められるためにはどうしても人よりも優位な部分を持っておく必要があります。特に褒められるような成果を出すこともなく、劣等感を持っていたり、平凡であったりすると承認欲求に蓋をしてしまうこともあるのです。
世の中のトレンドとしても『認められたいが破滅を招く』として承認欲求のイメージは大きく変わってしまいました。

承認欲求とうまく付き合う

先日あるテレビ番組で環境が変わると50日間で顔が変わるのか?という検証実験がありました。 

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イタリア語を50日間学ぶだけなのですが、その間イタリア人教師から猛烈に褒められるという特殊な環境に置かれます。承認欲求を満たされ続けた検証者ですが、次第に化粧を始め、メガネからコンタクトに変え、美容院に通い始めるなど、人生を変えるほど行動が変わり続けました。

『イタリア人から褒められ続ける』という特殊環境でしたが、承認欲求が満たされると見違えるほど活発になる素晴らしい例を見ることができました。
承認欲求と上手く向き合うことでモチベーションを保ち、例えば目標に向かっているものがあれば力添えになるのでは?と考えてます。

一度無くした承認欲求も、もう一度しっかり向きあうべきでその力を上手く利用することが大事なことだと思いました。