消費税率が10%になったということで、電卓の消費税ボタンを8%→10%に変更しました。ただ消費税10%だと電卓で計算する必要がなく、経過措置対象、軽減税率などで未だに8%の計算が必要となるので、10%→8%へ戻しました。
あれこれ電卓を触っているうちに、電卓の使ったことがない機能が気になってしまったので、これをキッカケに電卓の使い方を調べてみました。

カシオ 本格実務電卓 検算・税計算 デスクタイプ 12桁 DS-20WK
- 出版社/メーカー: CASIO(カシオ)
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: オフィス用品
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電卓の謎のボタン『GT』
GTのボタンは次のような計算に役立ちます。
【例】
20×30+30×40+40×50=3800
まずGTのボタンを押して、
[20][×][30][=][30][×][40][=][40][×][50][=][GT]
の順に押すと下記の計算結果となります。
GTは各計算結果をメモリに保存し、最終的に計算結果を足して集計したものを表示させる機能です。
1度も使ったことのない[M +][ M -][MRC]
電卓でかなり存在感のあるこのMが頭につくボタンシリーズですが、Mはメモリーの頭文字を取ったもので、メモリーに対して足したり引いたりする作業をする時に使います。
•「M+」(メモリープラス):電卓に表示されている数字を、メモリーに足す。
•「M-」(メモリーマイナス):電卓に表示されている数字を、メモリーから引く。
•「MRC」(メモリーリコール/メモリークリア):1度押すとメモリー内容を呼び出し、もう1度押すとクリア(0に)する。
メモリーに加算するか減算するかでM +or -を選びます。
【例】
20×30-30×40=-600
[20][×][30][M +][30][×][40][M -][MRC]
四則演算が混じった計算も可能なので意外に使う機会があるかもしれません。
[AC][C]の違いがわかる
GTやMのボタンの使い方がわかると、メモリーの概念が出てくるので[AC][C]の違いがわかります。
どちらも表示が0となりますが、GTやMなどのメモリーを含めてオールクリアにするのがAC、メモリー以外をクリアにするのなCです。ずっと謎のままいた人も多いかもしれません。
小数点表示[F][CUT][5/4]について
電卓の表示板下部にスライダーで小数点表示を変える箇所があります。
[F]は画面いっぱいに小数点を表示
[CUT]は小数点を切り捨てる
[5/4]は小数点を四捨五入して表示
という意味です。
通常Fにしておいて、必要に応じて設定をかえます。
まとめ
電卓を使う機会がどんどん減ってきたのですが、いざ使う時に知っておくと便利な機能もあります。これから消費税などで計算が面倒になるので電卓を使いこなすスキルは是非身につけておきたいです。